太陽光発電システムを導入する大きなメリットは、発電や売電することで、電気代をぐんと安く抑えられることです。これは販売業者のホームページやパンフレットなどを見ると、よくわかると思います。
ただ、いざシステムを導入するとなると、やはり考えてしまうのが費用のこと。プランにもよりますが、大よそ100万円以上の大きな額になるだけに、そこでしり込みする方は少なくないでしょう。
そこで、一般的な住宅ではいくらくらいの費用がかかるのか、また、それを取り戻すのには何年位かかるのか。ここではそれを検証してみましょう。
太陽光発電システムの大まかな相場としては、工事費込で1kw約55万円~70万円程度です。一般的な住宅では、3.5kwが標準だそうですので、全体の費用は192万円~245万円程度ということになります。
ただ、自治体によっては補助金が出る場合もあるので、それを活用すれば多少は費用を抑えられるでしょう。
加えて、太陽電池パネル自体の価格も、種類によって違ってきます。結晶シリコン系やCIS薄膜系で価格は違いますし、サイズや性能によっても変わるのです。
例えば、我が家に導入した昭和シェルソーラーの『ソラシス』の場合。こちらは傾斜屋根用や陸屋根用のパネル1枚が、最大出力85Wのもので50,820円、最大出力80wのもので47,880円です。つまり、導入するワット数によって設置するパネルの数が変わり、工事費用も変わってくることになります。
費用が200万円近いと聞くと「高いなぁ~」と思われるでしょうが、近年では発電システム自体の相場価格が年々下がっています。1989年では、1kwあたり100万円程度かかっていたので、現在は安くなったのもあり、一般家庭でどんどん普及し始めているんですね。
システムを導入するにあたり、気になるのは費用対効果。「長い目で見ればお得」だと言われますが、実際のところはどれくらいで設置費用を回収できるのでしょうか?
一般的なオール電化住宅で、3.5kwの太陽光発電システムを210万円で導入したとします。オール電化住宅の場合、月々の電気料金は20,000円以上かかるものですが、導入後は毎月8,000円になったとしましょう(売電は差し引いて)。
つまり、毎月12,000円の光熱費を削減できたわけで、年間では144,000円の光熱費を削減できることになります。これを設置費用と比較すると、
2,100,000円÷144,000円=14.5年
大体14年と半年で設置費用が取り戻せる計算になりました。
現在の太陽光発電システムは、30年以上の継続利用が可能といわれるほど耐久性が高まっています。それを考えると、十分に元を取ることは可能ですし、利便性も考慮すると費用対効果は高いといえるでしょう。
初期費用は高いけれど、長い目で見ればお得だし、他にもメリットがたくさんあるので設置する方が増えているのも納得ですね。